リーキーガット(腸もれ)症候群とは?症状は?

リーキーガット症候群

リーキーガット症候群とは、どのようなものでしょうか?

あまり耳にすることがありませんが、腸の不調を中心に様々な症状や疾病が出現することが海外では注目されています。

これまで大腸の研究は盛んでしたが、小腸については研究があまりなかったため科学的なエビデンスが少ないようです。

「リーキーガット」とは、「腸漏れ」のこと

リーキーガット症候群 leaky gut syndrome ( 略してLGS)

leaky(漏れる) gut(腸) syndrome(症候群)

「リーキーガット症候群」の英語の名称が、そのまま「腸もれ」という意味です。日本語の正式名称は、「腸管壁浸漏症候群」といいます。

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腸は、人体最大の免疫器官

腸は、広げると、面積がテニスコート位あるとても大きな器官です。ここには無数の腸内細菌が生息しています。

腸の働きといえば「消化吸収」ですが、さらに重要なものがあります。「人体最大の免疫器官」です。人体の免疫系全体の70%を腸が担っています。

これは、腸と腸内細菌との共同作業で行われています。

メモ 腸内細菌とは?

100〜3000種類の細菌が、100兆〜1000兆個の腸内細菌が長さ約10mの腸内に生息しています。重さは1.5〜2kg。ヒトの細胞数(60-70兆個)の16倍に匹敵。  

wikipediaより

腸もれとは、どんな状態?

腸内には腸内細菌が生息しています。

腸内細菌には、主に、善玉菌・悪玉菌・日和見菌の3種があり、それぞれ割合がバランスよく保たれていることが大切です。

バランスが取れていると、腸の免疫システムはとよく機能します。

ですが、様々な要因により、バランスが崩れてしまうことがあります。

腸内細菌のバランスは、善玉菌2割、悪玉菌1割、残りは日和見菌とされていますが、悪玉菌が優勢になるなど腸内環境のバランスが崩れることで、腸壁のバリア機能が弱まると、バリアを通過して血液の中に毒素や雑菌、食物粒子が流れ込んでしまいます。

これが慢性化すると全身の健康問題に繋がってしまいます。これがリーキーガット症候群と言われる状態です。

まさに、腸もれの状態です。このような状況で、腸の問題が全身に影響し、様々な症状や疾病につながるんですね。

リーキーガット症候群に関連する疾病や症状は?

過敏性腸症候群や炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病)については、リーキーガットと関連があるとする意見が有力であり、最近は肥満やアレルギー疾患、精神疾患との関連性を指摘する声も広がりつつある。

過敏性腸症候群や炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病)については、リーキーガットと関連があるとする意見が有力であり、最近は肥満やアレルギー疾患、精神疾患との関連性を指摘する声も広がりつつある。

原因不明の熱、筋肉痛・関節痛、胸やけ、息切れ、吐き気、腹痛、抜け毛・もろい爪、お腹の張り・消化不良、不眠症、記憶力低下、集中力低下、不安感、まとまらない考え、疲労感、下痢・便秘、口臭、神経過敏、食欲低下、ニキビ、じんましん、喘息、アトピー性皮膚炎、クローン病、過敏性腸症候群、他

wikipediaより

こんなにたくさんあって、驚いてしまいました。

腸に直接影響がある疾病ですとわかりやすいですが、中には、腸ではない部位に見られるものや、全身性の疾病など、多様な範囲で症状や疾病が見られるようです。

集中力低下や、まとまらない考え、記憶力低下は、ブレインフォグ(脳の霧)と呼ばれている状態でも見られますが、症状だけで見ると、認知症やうつ病などと考えてしまいますよね。

最近では、原因不明とされてきた難病(パーキンソン病、ALS、関節リウマチ、糖尿病など)や、様々なアレルギー疾患、精神疾患、発達障害(自閉症、 ADHD)などとの関連も海外では報告されているようです。

どのような状況が原因となっているの?

原因には、腸内環境に影響を及ぼすと考えられる私たちの社会や生活が、密接に関係しているようです。

  • 加工食品や添加物遺伝子組み換えなど食べ物の変化
  • 化学物質など使用した環境、
  • 生活習慣、過剰な殺菌・抗菌
  • 抗生物質や非ステロイド系抗炎症剤などの過剰な薬物使用など

まとめ

リーキーガット症候群は、様々な要因で腸内の免疫バリアが崩れ、血液中に毒素などが入り込むことで、全身に様々な疾病を引き起こす原因となります。

腸との関連があまり注目されなかった疾病や症状も多いようです。

私の場合に当てはめて振り返ると、当てはまる症状や要因がたくさんありました。

今では食事や生活の見直しで改善し、不快な症状などはありません。もっと詳しく知りたい場合は、私が参考にした書籍を以前の記事で紹介していますので、ご参照くださいね。

参考記事  リーキーガット症候群 私が参考にした3冊の本を紹介します

このブログの内容は、医療に代わるものではありません。体に不調があるときは、主治医や専門医など医療機関にご相談してくださいね。

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